荒木愛弓 ブログ

アーユルヴェーダ食の詳細&つくり手の想い

ことば:料理人/小野富美子さん(愛称トミー)

 

 


巡る季節の中の壱岐島の旬のいきいきとしたプラーナをいただく夕食


 

 

旬の食材にはいきいきとしたプラーナ、さまざまな豊かな味わいが在ります。

壱岐島、未来派カゾク農園さんの畑や津の神山の野草、壱岐産の野菜、その時に旬を迎えている食材からインスピレーションをいただいて作ります。

口にした方が壱岐島の食材の味わいを、ありのままに感じられることや、より深みを感じられるようにつくっていきます。

アーマを残さないように、お野菜中心の構成になっています。

 

 

<メニュー>

 

◎季節によって変わります。

 

 

 

 

島の旬をいただくスープ

(春キャベツの豆乳をつかったポタージュ)

 


 

未来派さんの畑の中でいきいきと育った春キャベツ。ふつうはすてられてしまうかたい外葉と芯の部分がとても美しかったので、ギーといっしょに蒸し煮にし、ポタージュに仕上げました。

 

 

島のめぐみ、六味を一皿に

(島の旬野菜、黄にんじんと、苺のソース、カマスの炙り)

 

 

壱岐島の食材の味わいを素直に味わっていただくことに、気をくばっておつくりします。

調味料をなるべく使わず、素材の味わいを感じていただくために、フレッシュ、茹で、焼き、蒸し、ピュレ、さまざまなカタチで盛り込みました。

 

 

玄米養生食

 

 

壱岐産の玄米を柔らかく焚き、壱岐の豊かな土壌の中で作られた、消化を助けるターメリックや生姜といっしょに身体にやさしい養生食にしました。

 

 

 

 


どんな思いで創られたか。


 

 

あゆみちゃんとは、壱岐島の小さな町のご近所さん。

 

お家は違うけれど、暮らしを一緒に作っているような感覚があります。

 

暮らしを共にしている感覚の中で、あゆみちゃんの在り方、暮らし方から、日々、そのままの自分で、調和の下に生きる生き方のヒントを受け取っています。

 

あゆみちゃんの持つ、アーユルヴェーダの知識や理念。

 

『食べることは、プラーナ(生命エネルギー)を自分の身体に結ぶこと。』という、在り方。

自分自身が料理をする時に、大切にしている、『料理することは命を繋ぎ、結ぶこと』という思いが重なり合って、この「島とつむぐ」リトリートでご一緒させていただくことになりました。

 

お食事を通して本来の自分、自分の軸に還る、お手伝いを。

 

素直に、しみじみとおいしく、こころをほどき、食材ひとつひとつの味わいを感じていただくことで、ご自身の感覚をより強く感じられるような一皿になるようおつくりいたします。

 

 

 

あゆみちゃん、ありがとう。

 

 

 


料理人としての思いや大切にしていること。


 

 

わたしが料理人として仕事をする上で、幸せだと感じる瞬間。

 

おいしいものを食べたときの、ゲストさんのこころがほどけていくような感じ。

 

安心感。

驚きと喜び。

そして、新しい気分や気持ちが生まれ、新しい風景が会話が生まれていく感じ。

 

調理場に立って、お店の空気が喜びに変わっていくのを静かに感じる瞬間。

 

目には見えないけれど、確かにある瞬間や感覚、風景。

 

それを感じることが、やりがいや、料理人という仕事に対する情熱になっています。

 

『おいしい!』とお言葉をいただくのも、ももちろん嬉しいです笑笑

 

料理をとうして、目には見えないけれど、確かにお皿の中に在るものを見つめて、そして忘れないようにしてきました。

 

食材がお皿にのるまでの、命の循環や、生産される方の想い、時間。

 

自分の手仕事や想い。

 

お皿の中に内包されているたくさんのことを喜びにして手渡すこと。

 

食べていただく方の時間、体験。

 

そのたくさんのことに感謝して、これからも料理していきたいと思います。

 

これを読んでいただいた方に、いつかどこかでささやかな喜びを手渡すことができたら幸いです。

 

 

 Written by 小野富美子(tommy)

 

 


 

 

history略歴-

 

小野富美子(tommy)

福島県いわき市小名浜出身

 

東京のイタリアンダイニング、フレンチレストランで、経験を積む。

東日本大震災を機に、食の在り方について考えはじめ、食材がいのちで在る事を、実感できる経験を得たい、体験を積んでゆきたいと思い、北海道や山梨、福島へ。

壱岐島のみなとやゲストハウスでヘルパーとして滞在中に、オーナーの大川夫妻に芦辺浦のちいさな食堂の料理人をやってみないかと声をかけていただき、チリトリ自由食堂のシェフとして4年間勤務し、卒業。

現在は、料理探求家として活動しています。
また、子供たちに繋げるもの、コミュニティの在り方、food×cultureについて模索しながら奮闘中。

 

 

 


 

 

 

トミーさんが見つめている先にある目に見えない、大切なもの。

目には見えないけど、たしかにそこに在るもの。

トミーさんが織り成す一つ一つのことばから、

そして、繊細な感性や情熱から生みだされるお料理から、

ささやかにじんわりと心に染み渡ってゆく、

優しくてあたたかい光の祈りがどうか、

あなたへとつながってゆきますように。

お互いの想いが重なりあって、

こうしたカタチで調和することができて心から幸せです。

 

トミーさん、いつもありがとう。

 

Ayumi